自動車保険の会社には格付けってある?どの保険会社が信頼できる?
自動車保険を選ぶ際には、保険会社の信頼性も重要なポイントです。
万一、保険会社が倒産してしまった場合、保険金の支払いが滞ってしまう可能性もあります。
そこで、自動車保険の会社には、保険金支払い能力を評価する格付けがあります。
格付けは、保険会社が保険金の支払いを継続できるかどうかを判断する重要な指標です。
自動車保険の会社格付け
日本では、以下の3つの機関が自動車保険の会社を格付けしています。
- 日本格付投資情報センター(JCR)
- S&Pグローバル・レーティングジャパン
- ムーディーズ・ジャパン
これらの機関は、自動車保険会社の財務状況、経営状況、保険金支払い実績などをもとに、以下の5段階で格付けを行っています。
- AAA(最上位)
- AA(非常に高い)
- A(高い)
- BBB(中程度)
- BB(低い)
格付けがAAAまたはAAの会社は、保険金の支払いを継続する能力が非常に高いと評価されています。
一方、格付けがBB以下の会社は、保険金の支払いを継続する能力が低いと評価されています。
自動車保険を選ぶ際には、保険会社の格付けを参考にするとよいでしょう。
格付けが高い会社を選ぶことで、保険金の支払いを受ける可能性が高くなります。
なお、自動車保険の会社は、格付けが下がることで、保険料の値上げや新規契約の制限などの措置を受ける可能性があります。
格付けが高い自動車保険の会社
2023年10月時点で自動車保険の格付けが高い会社は
日本格付投資情報センター(JCR)
- 東京海上日動(AAA)
- あいおいニッセイ同和損保(AAA)
- 三井住友海上火災(AA)
- 損害保険ジャパン(AA)
- ソニー損害保険(AA)
S&Pグローバル・レーティングジャパン
- 東京海上日動(AAA)
- あいおいニッセイ同和損保(AAA)
- 三井住友海上火災(AA)
- 損害保険ジャパン(AA)
- ソニー損害保険(AA)
ムーディーズ・ジャパン
- 東京海上日動(Aa1)
- あいおいニッセイ同和損保(Aa1)
- 三井住友海上火災(Aa2)
- 損害保険ジャパン(Aa2)
- ソニー損害保険(Aa2)
これらの会社は、いずれも財務状況や経営状況が良好であり、保険金支払い実績も豊富です。
そのため、保険金の支払いを継続する能力が非常に高いと評価されています。
なお、格付けはあくまでも保険金支払い能力を評価する指標であり、保険会社が必ず保険金の支払いを継続できる保証ではありません。
まとめ
自動車保険を選ぶ際には、格付けを参考にするとよいでしょう。
格付けが高い会社を選ぶことで、保険金の支払いを受ける可能性が高くなります。
また、保険会社の信頼性を判断する際には、以下の点も考慮するとよいでしょう。
- 保険会社の規模
- 保険会社の歴史
- 保険会社の財務状況
- 保険会社の経営状況
- 保険会社の保険金支払い実績
これらの点を総合的に判断して、信頼できる保険会社を選びましょう。