山折哲雄:「歌」の精神史 著者【講演CD】


国際日本文化研究センターの所長を務めた宗教学者で幅広い文化論を展開する研究者が、日本の歌の精神を究め現代に生かす導を説く。


講演CDタイトル
万葉以来の「歌」の精神が日本社会に潤いを取り戻す
山折哲雄氏(国際日本文化研究センター名誉教授)「歌」の精神史 著者

 

 

山折哲雄
山折哲雄

■講演CDの主な内容

山折哲雄氏は
宗教学、思想史の第一人者。

今回の講演は、 2002年3月に続く2回目ですが、
心にしみる話が随所に出てきます。

この講演では終戦直後の旧制中学時代に学んだ詩歌を回顧しつつ
折口信夫、斎藤茂吉、良寛、道元、親鸞、法然らの
詩情や宗教観を説き、自らの主観も示す。

山折氏自身は茂吉の歌に惹かれさらに折口信夫を通じて
万葉の世界に導かれたものの
「折口に対して次第に賛同と反発の双方があり
未だに結論は出ていない」という。

そして「戦後60年の間に歌の叙情性が稀薄になっている」と
慨嘆する。

また「文明の進歩によって歌の叙情が否定されている」と語り
悲哀や哀調の喪失などについて平家物語の解釈の変化など
具体例を挙げて解説。

愛とか相聞の歌は多いが
「挽歌」などがなくなり、万葉以来の「無常観」が薄れているとみる。

良寛は万葉についての博識であり、曹洞宗の開祖で正法眼蔵を書いた
道元の歌は四季の変化を織り込んで心にしみる、と紹介する。

これらは「道元の自然観、美意識だと思う」と解釈し
良寛が道元と距離をおく過程の説明など、興味深い。

さらに親鸞からは
「人生の師として限りないことを学んできた」と述べ
親鸞の思想をまとめた歎異抄にも触れた後

「親鸞も道元と同じように最晩年には理論の世界から歌の世界に入った」
と解説。

最後は演歌の素晴らしさを説き氏自身も収録のなかで
演歌のノドを披露したほどです。

山折哲雄
山折哲雄

【プロフィール】山折哲雄氏(やまおり・てつお)

1931年生まれ。
54年東北大学文学部印度哲学科卒
56年同大学院文学研究科修士課程修了
59年同研究科博士課程単位取得退学。

61年東北大学文学部助手、
鈴木学術財団研究部、春秋社編集部などを経て
77年東北大学文学部助教授
82年国立歴史民俗博物館教授の後、 国際日本文化研究センター教授、
白鳳女子短期大学学長、京都造形芸術大学大学院長を経て
2001-05年まで国際日本文化研究センター所長。

05年から現職。
文学博士。

著書は
「『歌』の精神史」(中央公論新社)
「愛欲の精神史」(小学館)
「近代日本人の美意識」(岩波書店)
「近代日本人の宗教意識」(同)
「死の民俗学」(同)
など多数。


■講演CDの要点

国際日本文化研究センターの所長を務めた宗教学者で幅広い文化論を展開する研究者が、日本の歌の精神を究め現代に生かす導を説く。


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万葉以来の「歌」の精神が日本社会に潤いを取り戻す
山折哲雄(国際日本文化研究センター名誉教授)

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