山口謡司:カタカナの正体 著者【講演CD】


日本語に関する多くの著書を出している研究者が、日本語の奥ゆかしさを紹介する一方で、その使われ方は時代とともに変化していると具体的に指摘する。


講演CDタイトル
日本語の奥深さと使い方
山口謡司氏(作家・大東文化大学准教授)カタカナの正体 著者

 

 

山口謡司
山口謡司

■講演CDの主な内容

今週は山口謡司氏の「日本語の奥深さ」についてのお話です。
山口氏は文献学・書誌学・音韻学の研究家。

ある本について所蔵図書館や本の内容、
更には日本語や中国語の発音・語彙の変化等を研究する
学問領域だそうです。

この講演では日本語について
何故カタカナ、ひらがな、漢字という3つの使い分けがあるのか、
その歴史と役割を詳しく考察します。

山口氏によると
「日本語は世界の言葉の中でも最も不思議な言葉」といわれる。
そこに「日本語の奥深さがある」という。
800年頃にカタカナが生まれ、900年頃からひらがなが生まれたと紹介。
800年頃といえば中国は唐の時代。

それまで各種の文献が中国から輸入されていたが、
唐王朝の衰退を受けて文献の輸入が困難となる。

山口謡司
山口謡司

漢文で書かれている文献を
「日本語として分かり易くするためにカタカナが生まれた」とみる。

カタカナから約100年後にひらがなが生まれるが、
1000年には枕草子や源氏物語など女流文学が出る。

この時代からひらがなを中心に
日本語が女性にも自由自在に使われるようになり
「日本文化が出来てくる」。

特に古今和歌集の編纂が「ひらがな普及の原動力となった」という。

カタカナは外国語を読むのに必要な文字として奈良時代から続いており、
ゴロゴロ、シトシト、アカアカ、グルグルなど擬態語として
日本独特の奥ゆかしさや臨場感を現す文字となっている。

山口氏は漢字の意味についても事例を挙げて日本語のリズムや
相手の心を読む奥深さなどを興味深く紹介した。

山口謡司
山口謡司

【プロフィール】山口謡司氏(やまぐちようじ)

1963年生まれ。
大東文化大学卒後、同大学院やフランス国立高等研究院大学院に学ぶ。
更にケンブリッジ大学東洋学部共同研究員を経て現職。

この間、1989年から ケンブリッジ大学東洋学部を本部にして実施した
「欧州所在日本古典籍総目録」編纂のため渡英し、
以後10年に及びスウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギー、
イタリア、フランスの各国図書館に所蔵される日本の古典籍の調査を行う。

またフランス国立社会科学高等研究院大学院博士課程に在学し
中国唐代漢字音韻の研究を行い、
敦煌出土の文献をパリ国立国会図書館で調査も。

著書は
「カタカナの正体」(河出文庫)
「日本語の奇跡」
「ん」
「日本語通」(以上新潮新書)
「てんてん」(角川学芸出版)
「日本語にとってカタカナとは何か」(河出書房新社)
「日本語を作った男」(集英社インターナショナル)
「ひらがなの誕生」(中経文庫)など。


■講演CDの要点

日本語に関する多くの著書を出している研究者が、日本語の奥ゆかしさを紹介する一方で、その使われ方は時代とともに変化していると具体的に指摘する。


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日本語の奥深さと使い方
山口謡司(作家・大東文化大学准教授)

【2017年02月第3週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)


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