高階秀爾:日本人にとって美しさとは何か 著者【講演CD】


文化勲章受章者であり美術史の大家として知られる。日本人の「美しさ」について深く考察し日本と西洋の違いを詳しく紹介する美術論。


講演CDタイトル
日本人にとっての「美しさ」とは〜西洋との美意識の違いを考える〜
高階秀爾氏(大原美術館館長・西洋美術振興財団理事長)日本人にとって美しさとは何か 著者

 

 

高階秀爾
高階秀爾

■講演CDの主な内容

高階氏は美術史研究の第一人者として著名です。
東京大学大学院在学中にフランス政府招聘の留学生として渡仏し
西洋美術史の研究を専攻。

更にニューヨークやロンドン、パリなどの研究機関や
大学で美術についての研鑽を積んでいます。

高階氏の講演はこころ温まる静謐(せいひつ)な気持になる。
話は20世紀の初め夏目漱石が
ロンドンに留学した頃のエピソードから始まる。

ある雪の日、漱石がイギリス人を雪見に誘ったところ笑われる。
「雪なんか自然現象に過ぎないではないか」と。

日本人は花鳥風月など自然の移り変わりに親しみを持ち、
そこに一種の「美しさ」を見出す。
西洋人には「そうした自然と親しむ」感覚がないという。

日本人が月や花を見ては哀感を感じ
「自然との結び付きが強い」のとは全く対照的なのである。

高階秀爾
高階秀爾

絵の描き方を見てもそうした表現の違いが出ている、とした。

清少納言の「枕草子」冒頭にある
「春は曙、夏は夜…」等の情景を描写し
日本人の美意識の繊細さを説明する。

松尾芭蕉の俳句にもその自然の移ろいを詠んだものが多い。

高階氏は「美学について日本人にとって
最初の美しさを伝えるものは古今和歌集の序文だと思う」という。

平安時代の905年に天皇の勅命により編纂された古今和歌集が
「美しさの源泉だろう」と紹介し、
この感覚が今日まで日本人の心の中に受け継がれている
というのである。

日本の美意識について改めて触発される内容である。

高階秀爾
高階秀爾

【プロフィール】高階秀爾氏(たかしな・しゅうじ)

1932年生まれ。
53年東京大学教養学部教養学科卒、
東京大学大学院在学中の
54~59年にフランス政府招聘留学生として渡仏。

パリ大学附属美術研究所及び
ルーヴル学院で西洋近代美術史を専攻、
59年から国立西洋美術館勤務、
71年東京大学文学部助教授、
79年同教授。

92年国立西洋美術館長、
2000年に退官し西洋美術振興財団理事長就任、
02年大原美術館館長、
04年京都造形芸術大学大学院院長(08年退任)。

012年に文化勲章受章、
015年日本芸術院会員。

また01年にはフランスのレジオン・ドヌール シェヴァリエ勲章、
03年にはイタリアのグランデ・ウフィチャーレ勲章など多数受賞。

また1960年代~90年代にかけてニューヨーク、ロンドン、パリなどの
研究所研究員や大学の招聘教授なども務める。

著書は
「日本人にとって美しさとは何か」(筑摩書房)
「近代日本の美意識」(青土社)
「西欧芸術の精神」(同)
など多数。


■講演CDの要点

文化勲章受章者であり美術史の大家として知られる。日本人の「美しさ」について深く考察し日本と西洋の違いを詳しく紹介する美術論。


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日本人にとっての「美しさ」とは〜西洋との美意識の違いを考える〜
高階秀爾(大原美術館館長・西洋美術振興財団理事長)

【2016年03月第1週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)


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