橘木俊詔:格差社会―何が問題なのか 著者【講演CD】


格差論議の火付け役となった経済政策の専門家が、小泉首相の「格差拡大否定」論と、「拡大容認」論の双方に鋭く反論する。


講演CDタイトル
格差社会を考える〜構造改革の光と影〜
橘木俊詔氏(京都大学経済学部教授)格差社会―何が問題なのか 著者

 

 

橘木俊詔
橘木俊詔

■講演CDの主な内容

橘木俊詔氏は
8年前の1998年に 「日本経済の格差」を著しており、いわば格差論争の火付け役でもある。

最近、再び小泉首相らを巻き込んでの「格差論争」が白熱してきた。

橘木氏は首相の国会答弁「格差社会のどこが悪いのか」に反論し
「経済の効率化が進み、その半面、所得の不平等化による格差が拡大している」
と結論づける。

高齢化社会が格差要因の一つであることは認めながらも、
やはり貧困層の増大による格差拡大論を主張。

同氏によるとOECDの統計では
日本の貧困率(国の平均所得に比べ50%以下の割合)は
15.3%で米国の17.1%に次いで先進国では2番目に高く
「国際比較でも日本の格差拡大、所得の不平等化は進んでいる」とした。

原因についてはまず不況の影響を指摘し、
さらに高齢単身者の低所得化、非正規労働者の増大―などを挙げた。

その上で格差拡大や不公平化が進むことによって
低所得者層の勤労意欲の低下による、
経済効率のマイナス作用、 貧困層や生活保護者増による
国民全体の税負担増や社会犯罪の増加―などにつながると分析。

橘木氏も
「有能な人や真面目に頑張る人が報われるのは正しいと思う」
と認めるが、経済効率性に重点をおくか
公平性を重視するかによって評価も異なるとしている。

そして
「貧困層の数を出来る限りゼロに近づけ、出来れば格差は大きくないほうがいい」
と自分の描く理想の社会像を示した。

橘木俊詔
橘木俊詔

【プロフィール】橘木俊詔氏(たちばなき・としあき)

1943年生まれ。
1973年米ジョンズ・ポプキンス大学大学院博士課程修了(ph.D.)
79年京都大学助教授の後、86年同教授(経済研究所)
03年から経済学部への配置換えにより同学部教授。

早くから日本の経済格差を指摘してきた。

著書は
「日本の経済格差 所得と資産から考える」 (岩波新書)
「家計からみる日本経済」(岩波書店)
「消費税15%による年金改革」
(東洋経済新報社)
「企業福祉の終焉 格差時代にどう対応すべきか」(中央公論新社)
「日本のお金持ち研究」(日本経済新聞社)
など多数。


■講演CDの要点

格差論議の火付け役となった経済政策の専門家が、小泉首相の「格差拡大否定」論と、「拡大容認」論の双方に鋭く反論する。


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格差社会を考える〜構造改革の光と影〜
橘木俊詔(京都大学経済学部教授)

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