添谷芳秀:普通の国 日本 著者【講演CD】


国際問題の専門家が、最近の中国の海洋進出を狙った覇権的な動きについて、経済力を背景に「中国中心のアジア」という思想が出てきたと歴史観を踏まえて指摘。


講演CDタイトル
緊迫続く東アジア〜日本の戦略的外交を考える〜
添谷芳秀氏(慶応大学法学部教授)普通の国 日本 著者

 

 

添谷芳秀
添谷芳秀

■講演CDの主な内容

今週は添谷芳秀氏の「日本の戦略的外交」についてのお話です。

添谷氏は東アジアの政治と安全保障及び日本外交が専門。
今年4月―6月にかけては韓国に滞在し
東アジア情勢や日韓関係などを現地で調査研究しています。

現在の日中関係については「戦後最悪の状態」との認識を示す。
お互い相手が悪いとみており、
中国は「日本側が問題を起こしていると本気で思っている」とし、
それは「韓国でも同じ」という。

尖閣諸島の領有権問題でも中国は
「古来2000年以上中国の領土であったと主張するが、
これは中華思想の現れで経済力を背景に
中国中心のアジアとの思想が戻ってきた」と分析した。

中国は1992年の世界の冷戦終結を機に国内法を制定し
南シナ海、尖閣諸島は中国の領土であると
勝手に主張し始めたという。

1895年に日本は尖閣諸島を日本領土であることを閣議決定し、
以来ずっと実効支配しており、
添谷氏は「日本固有の領土」と断言する。

アヘン戦争や日清戦争なども含めてその経緯を詳細に説明し、
中国はかつての被害者意識と経済成長により
「大国意識が戻ってきた」と語り、
それが中国のナショナリズムにつながっているとみる。

「中国中心のアジアを実現するのが中国の戦略的目標」と分析し、
これに対応するには欧米との協力が必要と力説する。

日本の対中国外交は
「1対1のガチンコ勝負というのは外交戦略にはなく、
米国が重要な役割を果たす」とし、
さらに米国だけでなく東アジア諸国との安全保障協力を
どう実現するかが最大の課題と力説した。

添谷芳秀
添谷芳秀

【プロフィール】添谷芳秀氏(そえや・よしひで)

1955年生まれ。
79年上智大学外国語学部卒、
81年同大学院国際関係論専攻博士前期課程修了。

87年に米ミシガン大学の国際政治学博士号取得。
88年慶応大学法学部専任講師、同助教授を経て
95年同教授に就任。

現在は同大学東アジア研究所現代韓国研究センター長を兼務。
また日本国際政治学会評議員、
アジア政経学会評議員、
米国アジア協会国際評議員などを務める。

著書は
「普通の国 日本」(千倉書房)
「日中関係史」(有斐閣)
「日本の『ミドルパワー』外交」(ちくま新書)
など。


■講演CDの要点

国際問題の専門家が、最近の中国の海洋進出を狙った覇権的な動きについて、経済力を背景に「中国中心のアジア」という思想が出てきたと歴史観を踏まえて指摘。


【講演CDのご購入はこちら】
緊迫続く東アジア〜日本の戦略的外交を考える〜
添谷芳秀(慶応大学法学部教授)

【2014年08月第1週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)


  数量  

 


コメントを残す