島薗進:宗教を物語でほどく~アンデルセンから遠藤周作へ 著者【講演CD】


童話や現代小説の物語に織り込まれた宗教性について、近著「宗教を物語でほどく」を踏まえて、宗教学者が、死・弱さ・悪・苦難などの観点から読み解く。


講演CDタイトル
小説など物語で紡ぐ現代の宗教観
島薗進氏(上智大学グリーフケア研究所長・教授)宗教を物語でほどく~アンデルセンから遠藤周作へ 著者

 

 

島薗進
島薗進

■講演CDの主な内容

島薗進氏は宗教学理論、近代日本宗教史等が主な研究領域で、
国内外の多くの大学で教鞭をとった経歴があります。

宗教観については関心がない人、熱心な人それぞれである。
島薗氏は現在の風潮を
「科学技術が尊ばれ宗教は疎んじられているのでは」とみる。

宗教戦争やテロなどの影響で
「宗教のイメージを悪くしている」側面もあり
「世界的に宗教は日常生活から離れているようだ」と指摘。

日本では特定宗教をもっている人は
「25~30%で世界的にみると少ない」。

ただ「私自身はつらい時や悲しい時など
自分を超えたものに向き合う感情をもつことがあるが、
こうした感情は多くの人に共通するのではないか」という。

島薗進
島薗進

その上で絵本作家佐野洋子の「100万回生きたねこ」、
宮沢賢治の「なめとこ山の熊」、
ノーベル文学賞受賞者スベトラーナ・アレクシェー・ヴィッチの
「チェルノブイリの祈り」の3つの小説を紹介して
「物語と宗教心」について説いた。

「100万回泣いたねこ」では2匹の猫の恋を通して
「他者を愛して共に生きることの生き甲斐」を感じ、
「なめとこ山の熊」では「生きているもの同士が悲しみを分かち合って
信頼関係を築いていく」ことの大切さを教える。

「チェルノブイリの祈り」では
「チェルノブイリのような大変な事故が起こった時、
宗教的なものがなければ人間は受け入れられない」と読む。

作家は心に染み入る作品を書こうとすると
「宗教的な表現が出てくるもの」と語るなど小説を通し
て宗教のありようが分かると説いた。

島薗進
島薗進

【プロフィール】島薗進氏(しまぞのすすむ)

1948年生まれ。
72年東京大学文学部宗教学宗教史学科卒、
74年同大学院人文科学研究科修士課程修了、
77年同博士課程単位取得退学。
同年4月日本学術振興会奨励研究員、
同年9月~81年3月筑波大学哲学思想学系研究員。

その後、東京外国語大学専任講師・助教授、
東京大学文学部宗教学宗教史学科助教授を経て
94年東京大学文学部宗教学宗教史学科教授。
95年から2012年まで同大学院人文社会系研究科教授。

この間、シカゴ大学宗教学部客員教授、
フランス社会科学高等研究院招聘教授、
カイロ大学文学部客員教授、
ベネチア・カフォスカリ大学客員などを務め
2013年上智大学神学部教授(016年3月)、
現在は同大学グリーフケア研究所長・教授。

著書は
「宗教を物語でほどく~アンデルセンから遠藤周作へ」(NHK出版新書)
「現代宗教の可能性」(岩波書店)
「日本人の死生観を読む」(朝日新聞出版)
など多数。


■講演CDの要点

童話や現代小説の物語に織り込まれた宗教性について、近著「宗教を物語でほどく」を踏まえて、宗教学者が、死・弱さ・悪・苦難などの観点から読み解く。


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小説など物語で紡ぐ現代の宗教観
島薗進(上智大学グリーフケア研究所長・教授)

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