佐伯啓思:ケインズの予言 著者【講演CD】


経済社会のありようを厳しく問う経済史思想家が、過度なグローバル競争下では資源と食料の争奪戦が激化すると警告し、成熟社会に見合う価値観の転換を促す。


講演CDタイトル
成熟社会へ向けた価値観の大転換を
佐伯啓思氏(京都大学大学院 人間・環境学研究科教授)ケインズの予言 著者

 

 

佐伯啓思
佐伯啓思

■講演CDの主な内容

佐伯氏は政治学、経済学、社会学、
思想史などで得た知見を踏まえて
現代社会の様々な問題を
マスコミなどでも鋭く論じています。

冒頭、佐伯氏は経済理論、経済思想の立場から
日本経済を論じる、と前置きした上で、
アベノミクスについても論評した。

「私はアベノミクスについて複雑な気持ち」という。
何故なら異次元の金融緩和と
財政出動にマーケットが良い反応を示し
「デフレ脱却の目途がついた」からだ。

ただ「思想の観点からみると気になる」と述べ、
市場中心か財政やむなしと見るのか
「考え方がよく分からない」と指摘した。

安倍首相はデフレ脱却を大目標に掲げて
一応の成果を上げているとし、
それ以前の日本経済の20年間に及ぶ
長期低迷の原因についても考察した。

第1の原因として少子高齢化を挙げる。
高い経済水準にある日本が人口減少したのは
「世界でも初めてのこと」と語り、
日本の将来人口減の問題を指摘。

特に50年後の高齢者人口が全体の40%に達し、
逆に生産労働人口が50%を切るとの予測数値に
強い危機感を示した。

デフレ長期化の第2の原因として
経済のグローバル化を挙げた。

「グローバル化は賃金の高い国は不利」と分析し、
雇用や賃金体系を崩すようになるとみる。

その上でグローバル競争は
「ある程度は必要だが基本的には危険な方向だ」とした。

市場競争より公共部門中心の国内投資の必要を説き
「安倍さんの第3の矢は10年20年先の青写真を出して
将来経済についてのビジョンを作ってもらいたい」と、
長期的視点に立った第3の矢の成長戦略策定を強く求めた。

佐伯啓思
佐伯啓思

【プロフィール】佐伯啓思氏(さえき・けいし)

1949年生まれ。
1972年東京大学経済学部卒、
79年同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。

広島修道大学商学部講師、滋賀大学経済学部助教授を経て
京都大学総合人間学部教授、
97年から同大学院人間・環境学研究科教授。

研究分野は政治学、経済学、社会学、思想史
などから得られた知見を総合して現代社会の問題を論じる。

特に経済のグローバル化と国家の関係、
自由やナショナリズムなどの思想について考察。

著書は
「アダム・スミスの誤算」(中公文庫)
「ケインズの予言」(同)
「正義の偽装」(新潮新書)
「日本の宿命」(同)
「日本という価値」(NTT出版)
など多数。


■講演CDの要点

経済社会のありようを厳しく問う経済史思想家が、過度なグローバル競争下では資源と食料の争奪戦が激化すると警告し、成熟社会に見合う価値観の転換を促す。


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成熟社会へ向けた価値観の大転換を
佐伯啓思(京都大学大学院 人間・環境学研究科教授)

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