佐伯啓思氏:大転換―脱成長社会へ 著者【講演CD】


社会経済学・社会思想史の立場から常に強固な論考を提起する学者が、金融資本主義下で時に暴走するアメリカ経済の実態にメスを入れ新たな世界経済の枠組みを示す。


講演CDタイトル
アメリカ型資本主義からの大転換
佐伯啓思氏(京都大学大学院教授)大転換―脱成長社会へ 著者

 

 

佐伯啓思
佐伯啓思

■講演CDの主な内容

佐伯啓思氏は効率万能の米国型市場主義に異を唱え、
反米保守の立場で社会思想史や文明論について
骨太の論陣を展開しています。

佐伯氏は現在の経済危機を現代文明のひとつの転機として捉える。

今回の経済危機の原因は
「端的にいえばブッシュ米大統領の失敗」と断言。

その上で80年代からのアメリカ中心の新自由主義や
グローバリズムの帰結と分析し
「長期的には20世紀のアメリカ型産業主義文明の限界」と論じた。

さらに1920年代末から始まる大恐慌以降のアメリカの政策展開を概観した後、
今回の経済危機のポイントは金融・不動産から始まり、
金融システムが崩れたことによると指摘。

つまりサブプライム問題がグローバリズムによって
世界的に拡大したと分析する。

同時に産業成長型モデルから
金融市場型経済モデルに変化した結果とも捉える。

このため佐伯氏は成長主義的モデルからの転換の必要を説く。

米社会学者のダニエル・ベルが提唱する
「ポスト・インダストリアル・ソサエティー」論
(脱工業社会=知的資源や情報を生かした人間関係重視の社会)を紹介し、
文化施設や公共インフラ、環境整備・医療などの重視を説く。

つまり構造改革など効率至上主義から文化重視の社会の実現を求める。

その実現のためには強力な政治的リーダーシップや
「組織」の再構築が必要だとした。

こうした政策は市場競争だけでは難しく、
日本独自の新しいモデルを創り出す考えが必要と説いた。

佐伯啓思
佐伯啓思

【プロフィール】佐伯啓思氏(さえき・けいし)

1949年生まれ。
72年東京大学経済学部卒
79年同大学院博士課程修了(経済学)と同時に広島修道大学商学部講師
滋賀大学経済学部助教授を経て
92年京都大学総合人間学部教授
97年から京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

専攻は現代社会論、社会思想史。
また現代社会を文明論という観点から捉えて政治、経済中心に評論活動も行う。

著書は
「大転換―脱成長社会へ」(NTT出版)
「自由と民主主義をもうやめる」(幻冬社新書)
「倫理としてのナショナリズム(同)」
「日本の思想」(NTT出版)
など多数。


■講演CDの要点

社会経済学・社会思想史の立場から常に強固な論考を提起する学者が、金融資本主義下で時に暴走するアメリカ経済の実態にメスを入れ新たな世界経済の枠組みを示す。


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アメリカ型資本主義からの大転換
佐伯啓思(京都大学大学院教授)

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