大庭三枝:重層的地域としてのアジア–対立と共存の構図 著者【講演CD】


アジア地域の専門家が歴史的背景を踏まえて最近のアジアの変容ぶりを分析。その上でASEAN諸国を含め日米中の対応を俯瞰し今後の展開を予測する。


講演CDタイトル
変容する東アジア地域秩序と日米中ASEAN
大庭三枝氏(東京理科大学教授)重層的地域としてのアジア–対立と共存の構図 著者

 

 

大庭三枝
大庭三枝

■講演CDの主な内容

大庭三枝氏は東アジア地域情勢について
歴史的・国際的視点から調査研究しています。

まず東アジアの地域概念について
「日本、朝鮮半島、中国の北東アジアに加えて今では
A.S.E.A.N.など南アジアも含むケースが多い」と解釈。

1997年のアジア通貨危機の後に
A.S.E.A.N.+3(日中韓)が一つの地域として
認識されるようになった。

これを踏まえて日本が提唱したアジア通貨基金構想を始め
東アジア共同体構想なども浮上したが、
これらは「米国を排除するもの」として
米国の強い反発に合い頓挫する。

2009年、米国でオバマ政権が誕生する
とブッシュ前政権のアジア軽視政策を批判し
アジア回帰の「リバランス政策」に転じる。

011年に米国は東アジアサミットに加盟。

ただ「米国を入れるか、アジアだけに限るか
2グループの系列が存在する」とも。

大庭三枝
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こうした情勢の中で2015年末には
「ASEAN経済共同体」の設立が予定されている。

ただ近年は中国の南シナ海・東シナ海での領域・主権問題を巡り、
日本を含む他の国との軋轢が表面化。

このため
「東アジアは国際政治上の役割が大きくなってきた」
と分析する。

「中国と対立もするが協力もしなければならない」事情もあり
「この地域が直ぐ戦争になるとは思わない」とした。

中国の影響力が強まっているものの
「中国が直ぐ米国のとって代わるとは思わないし
2-30年は米国の覇権は続くと思う」と予測した。

日本は日米同盟の強化を追究しつつ
中国との関係では中国を望ましい形に変えていくことが必要、
と述べた。

大庭三枝
大庭三枝

【プロフィール】大庭三枝氏(おおば・みえ)

1968年生まれ。
国際基督教大学卒、
東京大学大学院総合文化研究科で修士号・博士号取得。

その後、日本学術特別研究員、東京大学大学院助手、
東京理科大学准教授、南洋工科大学(シンガポール)客員研究員、
ハーバード大学日米関係プログラム研究員などを経て
2014年から現職。

特にASEANを含むアジア全般の地域主義を中心とした
国際関係について深く研究。

著書は
2004年の「アジア太平洋地域形成への道程」(ミネルバ書房)
で第21回大平正芳記念賞。

また「重層的地域としてのアジア:対立と共存の構図」(有斐閣)や
「シリーズ日本の安全保障6:朝鮮半島と東アジア」(岩波書店)
などで015年に第11回中曽根康弘奨励賞を受賞するなど
著書は高い評価を得ている。


■講演CDの要点

アジア地域の専門家が歴史的背景を踏まえて最近のアジアの変容ぶりを分析。その上でASEAN諸国を含め日米中の対応を俯瞰し今後の展開を予測する。


【講演CDのご購入はこちら】
変容する東アジア地域秩序と日米中ASEAN
大庭三枝(東京理科大学教授)

【2015年10月第2週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)


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