中野剛志:TPP亡国論 著者【講演CD】


菅首相が提唱した日本のTPP加盟は民主党政権の混乱で挫折。TPP参加をめぐる賛否両論が渦巻く中、反対論者の講師は、加盟の弊害を徹底的に暴く。


講演CDタイトル
TPPはアメリカの謀略!国益を損なう「自由貿易」の罠
中野剛志氏(京都大学大学院准教授)TPP亡国論 著者

 

 

中野剛志
中野剛志

■講演CDの主な内容

中野剛志氏は経済産業省から
京都大学に出向し政治学などを研究。

著書「TPP亡国論」が話題を呼んでいます。

日本のTPP参加問題は
昨年のAPECで菅首相が打ち出したが、
東日本大震災の結果、議論も下火となり
当初の6月決定は先送りされた。

中野氏はTPP反対の立場から
「政府や推進派はTPP参加を簡単に諦めない。
政府も参加を見送ったが不参加とは決めていない」
と警戒感を緩めない。

TPP問題は突然出てきたと中野氏は見る。

シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ
の4カ国に続いて09年にアメリカが突然入ってきた。

これで
「TPPはアメリカの戦略の一端に組み込まれた」
と分析。

そこへ08年のリーマン・ショック。

これによってアメリカの個人所得の増加を支えてきた
住宅産業に大打撃を与えた。

この結果、米政府は輸出増に踏み切る。

TPPに早く参加して
自国に有利なルール作りに乗り出すのが
アメリカの狙いという。

TPP参加国は全て外需依存国であり、
シンガポール以外農産品の輸出国。

しかも日米両国は経済大国であり、
TPPは日米協定と同じとみる。

そうなれば「日本がアメリカに抗して
日本に有利なルールを作れるはずがない」
と論じた。

今後アメリカは食料を「武器」に
日本に関税下げなどを迫ってくる。

しかも食料はまず自国で消費し、
余った分を輸出に回す。

「日本人はアメリカ人の食料の
調整弁になっている」と言い切る。

さらにTPP参加は
移民を増やして失業率を高め、
賃金低下で不況が長期化する、
と強調した。

中野剛志
中野剛志

【プロフィール】中野剛志氏(なかの・たけし)

1971年生まれ。
96年東京大学教養学部教養学科(国際関係論)を卒業後、
通産省(現経済産業省)に入省。
2000年に英エディンバラ大学大学院に留学し
政治思想を専攻。
01年には同大学院から優等修士号取得、
05年エディンバラ大学から博士号(社会科学)取得。
10年京都大学大学院に出向し
工学研究科(都市社会工学専攻)助教、
11年5月から同大学院准教授。

著書は
「TPP亡国論」(集英社)
「国力とは何か」(講談社新書)
「成長なき時代の『国家』を構築する」(編著:ナカニシヤ出版)
「考えるヒントで考える」(幻戯書房)
「自由貿易の罠」(青士社)
など多数。


■講演CDの要点

菅首相が提唱した日本のTPP加盟は民主党政権の混乱で挫折。TPP参加をめぐる賛否両論が渦巻く中、反対論者の講師は、加盟の弊害を徹底的に暴く。


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TPPはアメリカの謀略!国益を損なう「自由貿易」の罠
中野剛志(京都大学大学院准教授)

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