中西準子:原発事故と放射線のリスク学 著者【講演CD】


あらゆる技術が日進月歩する現代。それに伴うリスクも見逃せない。しかし全てに「ゼロリスク」を求めるのは不合理、と環境問題の研究家が科学的に指摘する。


講演CDタイトル
現代科学社会に不合理な「ゼロリスク」の追求
中西準子氏(産業技術総合研究所名誉フェロー)原発事故と放射線のリスク学 著者

 

 

中西準子
中西準子

■講演CDの主な内容

中西準子氏は1960年代の公害問題の激しい時代から
「環境問題」として注目される今日に至るまでほぼ60年間、
環境問題の研究に取り組む。

そして環境リスク論として
「ゼロリスク」という考え方の弊害を主張しています。
最近は何事においても「ゼロリスク」を追求する風潮が強い。

しかし中西氏は全てに
「リスクゼロ」を追い求めることの不合理性を衝いています。

大学教員から産業技術総合研究所に移った際に中西氏は
ナノ材料(主にカーボンナノチューブ)のリスク評価を担当します。
新規材料を世に出すためのリスク評価です。

その際、少しでも「リスクがある」との情報が流れると
企業のトップはその分野から撤退するという現場に遭遇。

中西準子
中西準子

「リスクゼロはないので撤退をもう少し待ってほしい。
でないと日本からは新規材料は生まれないのではないか」と訴えたのです。

更に東日本大震災での福島第一原発事故についての例を紹介します。
放射線で汚染された区域の除染目標を「ゼロリスク」とするあまり
「除染も帰還も進まず費用だけがかさみ続けている」現状を指摘します。

海外の事例としてペルーの水道水の問題を紹介。
ペルー政府が発がん性物質によるリスクをゼロにしようと考え、
塩素消毒を中止した結果、コレラが蔓延し多数が死亡したことなど
多くの事例を挙げて「ゼロリスク」の追求による弊害を指摘しました。

中西準子
中西準子

【プロフィール】中西準子氏(なかにし・じゅんこ)

1961年横浜国立大学工学部化学工業科卒、
62年同大学化学工業科専攻科修了、
67年東京大学大学院工学系研究科合成化学専攻博士課程を修了し
同大学工学部都市工学科助手。

90年同大学環境安全センター・工学系大学院都市工学専攻課程助教授を経て
93年同教授、
95年横浜国立大学環境科学研究センター教授(96年まで東大教授併任)。

2001年同大学院環境情報研究院教授
(産業技術総合研究所化学物質リスク管理センター長併任)。
2004年産業技術総合研究所管理研究センター長、
その後、同安全科学研究部長、フェローなどを経て
2015年から名誉フェロー。

多くの受賞に輝き2003年紫綬褒章、毎日出版文化賞など受賞。
2010年には文化功労者として顕彰。
2013年瑞宝重光章。

著書は
「原発事故と放射線のリスク学」(日本評論社)
「リスクと向き合う―福島原発以後」(中央公論新社)など多数。


■講演CDの要点

あらゆる技術が日進月歩する現代。それに伴うリスクも見逃せない。しかし全てに「ゼロリスク」を求めるのは不合理、と環境問題の研究家が科学的に指摘する。


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現代科学社会に不合理な「ゼロリスク」の追求
中西準子(産業技術総合研究所名誉フェロー)

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