中村逸郎:ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 著者【講演CD】


来年3月のロシア大統領選を控えて双頭政治の問題点を市民の視点から捉える。ロシア事情に詳しい講師は、プーチンの神格化が進む半面、市民生活は悪化していると指摘。


講演CDタイトル
双頭政治はいつまで続くか〜ロシア大統領選の思惑〜
中村逸郎氏(筑波大学教授)ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 著者

 

 

中村逸郎
中村逸郎

■講演CDの主な内容

中村氏はプーチンの神格化が進む一方で、
公務員の汚職は改善せず
市民生活はむしろ苦しくなっている、と指摘します。

ロシア人にとってロシア正教会は
唯一の心の安らぎの寺院といわれるが、
その寺院の正面玄関に
プーチン首相の肖像画が飾られ、
世俗権力の象徴であるプーチン首相が
訪問者を出迎えることに驚かされる。

プーチンの神格化が進んでいるのである。

プーチンに依存し神格化しなければならないような
深刻な事態になっている。

リーマンショック以前には
銀行員や資源関係企業の社員は大変潤い、
他職種の人とは大きな格差があった。

しかし今ではその富も減少している。

メドベージェフ大統領―プーチン首相の
双頭体制のもとで
市民生活はより厳しくなっている。

特に教員、年金生活者、医者の待遇が厳しい。

教員志願者がなく教育の崩壊が言われているほどである。

官僚の腐敗・汚職は依然改善されていない。

ロシア官僚の汚職度は世界で2番目に悪い。

富の再配分はロシア人にとって一つの文化であるが、
こうした富の偏在はロシア社会にとって不幸なことだ。

富が偏在し社会が貧しくなればなるほど
プーチンの権力の支えになっている。

そこにはプーチンの力に頼って
こうした社会を改革してほしいとの
市民の一種の願いがあると言える。 <注>

プーチン首相は9月の統一ロシア党大会で
来年3月の大統領選に立候補し当選すれば
メドベージェ大統領を首相に任命すると表明。

これによってプーチン=メドベージェフ双頭体制が
続くことになるが、中村氏の講演収録は8月末です。

中村逸郎
中村逸郎

【プロフィール】中村逸郎氏(なかむら・いつろう)

1956年生まれ。
86年学習院大学大学院 政治学研究科 博士後期課程 単位取得退学。
島根県立大学助教授を経て
2001年筑波大学社会学系助教授の後、
07年筑波大学大学院教授、
現在は筑波大学教授。
この間83~85年にモスクワ国立大学に留学。

著書は
「ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界」
(講談社現代新書)
「虚栄の帝国ロシア―闇に消える『黒い』外国人たち」
(岩波書店)
「帝政民主主義国家ロシア―プーチンの時代」(同)
「ロシア市民」(岩波書店)
など多数。


■講演CDの要点

来年3月のロシア大統領選を控えて双頭政治の問題点を市民の視点から捉える。ロシア事情に詳しい講師は、プーチンの神格化が進む半面、市民生活は悪化していると指摘。


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双頭政治はいつまで続くか〜ロシア大統領選の思惑〜
中村逸郎(筑波大学教授)

【2011年10月第2週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)


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