中村逸郎氏:ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 著者【講演CD】


プーチン=メドベージェフ双頭体制に問題はないのか。蔓延する腐敗、減速する経済。ロシア研究者が、政治経済社会の実態にメスを入れて報告する。


講演CDタイトル
ロシアはどこへ行く―双頭指導体制型デモクラシーの限界
中村逸郎氏(筑波大学大学院教授)ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 著者

 

 

中村逸郎
中村逸郎

■講演CDの主な内容

中村逸郎氏はロシアの研究を続けており、 現地にも度々足を運んで
昨年12月から今年3月までに3回も訪問して情報を収集。

近年、同国ではロシア正教の勢いが増しており、
その状況を踏まえて政治経済社会の実態を生々しく紹介した。

まず経済状態。
昨年夏まで天然資源価格の高騰を背景にビジネスセンターや
高級マンションの建設ラッシュに沸き絶好調だった。

それが今や様変わりで高級マンションなどの建設は中止に追い込まれ、
高級スーパー・百貨店では70%引セールでも売れ残っている状態で
「昨夏とは鮮烈な違い」という。

世界同時不況の波は資源依存のロシア経済を直撃し
企業は減産、失業者は900万人にも及ぶ。

ルーブル安で食料品など輸入物価は高騰し、
金利は40%もの異常高とか。

社会の腐敗は一向に改善されず、
裁判でも賄賂がまかり通る実情を紹介する。

そうした状況の中で近年ロシア正教の勢力増大が目立ち、
国民の7~80%にも達するという。

しかも政治と癒着してソ連時代に没収された協会の
土地や建物の返還を利用してビジネスを起こすなど
利益を得ている実態を明らかにした。

政治体制ではプーチン首相=メドベージェフ大統領の
双頭指導体制の行方。

70%台を維持してきたプーチン、メドベージェフの支持率は
50%を割り込んでいる。

しかし互いに支持層を補完し利用しあって
政権を運営していると分析。

2012年の大統領選に再度プーチンが
大統領に復帰する可能性は「かなり高まっている」と予測する。

その場合、メドベージェフが抵抗して
「権力闘争が起こる可能性もある」とした。

中村逸郎
中村逸郎

【プロフィール】中村逸郎氏(なかむら・いつろう)

1956年生まれ。
86年学習院大学大学院政治学研究科 博士後期課程 単位取得退学。
島根県立大学助教授を経て2001年筑波大学社会学系助教授
現在は筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。
この間83-85年にモスクワ国立大学に留学。

著書は
「ロシアはどこに行くのか―タンデム型デモクラシーの限界」(講談社現代新書)
「虚栄の帝国ロシア―闇に消える『黒い』外国人たち」(岩波書店)
「帝政民主主義国家ロシア―プーチンの時代」(同)
「ロシア市民」(岩波新書)
など。


■講演CDの要点

プーチン=メドベージェフ双頭体制に問題はないのか。蔓延する腐敗、減速する経済。ロシア研究者が、政治経済社会の実態にメスを入れて報告する。


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ロシアはどこへ行く―双頭指導体制型デモクラシーの限界
中村逸郎(筑波大学大学院教授)

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