松尾匡氏:商人道ノスヽメ 著者【講演CD】


社会システムを分析する専門家が、江戸時代に商人道を体系化した石田梅岩や近江商人、三井、住友財閥など草創期の商いの考えを紹介し、現代に生かす道を探る。


講演CDタイトル
市場主義の時代に見直す「江戸商人道」
松尾匡氏(立命館大学経済学部教授)商人道ノスヽメ 著者

 

 

松尾匡
松尾匡

■講演CDの主な内容

経済学者である松尾匡氏は本来、
ゲーム理論を使って
社会システムを分析するのが専門です。

ここでは武士道を身内集団倫理、
商人道を開放個人主義倫理として位置づけ、
この2つの倫理を踏まえて
最近の経済事象や社会現象を説き起こす。

その上で江戸時代の商人道について
武士道と対比しながら、
代表的な思想家や商人を例にその特徴を解説。

江戸時代の武士道精神から見た商行為は
「非道なことで買い手を食い物にするもの」とみられ、
社会階級でも
「士農工商」として最下位に置かれた。

これに対して18世紀に京都中心に活躍し
商人道を体系化した思想家の石田梅岩。

彼は商取引と利潤を肯定し
「商人道は悪いことではなく正義であり、
天下の人々に尽くす善行である」とした。

商人が「他人のために尽くして利潤を得るのは、
武士が主君のために尽くして俸禄をもらうのと同じ」と解釈し、
特に正直と公正を重んじたという。

さらに身内びいきを戒め
他人に対しては返礼を期待せず、逆に施す。

倹約と勤労を旨とし、
それ自体が自己目的と説いた。

この思想に共通するのが近江商人で
「売り手良し、買い手良し、世間良し」とする
「三方良し」の思想である。

行商先の他国でも常に他者意識を忘れず
周囲に対して気を遣うこと。

勤勉、節約、忍耐を自己目的とし、
さらに社会貢献にも努めたとされ、
当時の大丸、住友、安田財閥などの例を紹介。

明治時代以降は商人道精神を逸脱して
武士道型倫理に向かう。

しかし「商人道精神は脈々と生き続けており、
今こそ商人道精神を意識して
困難な時代を乗り越えることが大事」と説いた。

松尾匡
松尾匡

【プロフィール】松尾匡氏(まつお・ただす)

1987年金沢大学経済学部卒
92年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了
同年から久留米大学教員
2008年から立命館大学経済学部教授。

著書は
「商人道ノススメ」(藤原書店)
「対話でわかる痛快明快経済学史」(日経BP社)
「『はだかの王様』の経済学」(東洋経済新報社)
「市民参加のまちづくり 戦略編」(共著=創成社)
「近代の復権」(晃洋書房)など多数。


■講演CDの要点

社会システムを分析する専門家が、江戸時代に商人道を体系化した石田梅岩や近江商人、三井、住友財閥など草創期の商いの考えを紹介し、現代に生かす道を探る。


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松尾匡(立命館大学経済学部教授)

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