鉄道網の充実による省エネ効率化で日本経済の強さを力説する講師が、鉄道網や大都市圏の人口集中がむしろプラスに作用すると独特の視点で解説する。
講演CDタイトル
鉄道網のエネルギー効率から見た日本経済の強さ
増田悦佐氏(プリヴェファンドグループ常務執行役員)日本文明・世界最強の秘密 著者

■講演CDの主な内容
増田悦佐氏は長年にわたり
外資系証券会社で
建設・住宅・不動産などのアナリストとして活躍。
最近は現職の傍ら経済評論や
日本と欧米の文明比較などを論じています。
日本経済の先行きに不安感が募っているのは
米国発の金融不安と
資源・食糧価格の高騰の2つだと指摘。
半面、日本のエネルギー効率のよさを
具体的に説明し
「エネルギー事情が逼迫している今こそ、
90年代に経済効率で離されていた欧米に
キャッチアップする大きなチャンス」
と見る。
日本の高エネルギー効率を生み出しているのは
「鉄道網の存在」と指摘し、
欧米と比較しながらその意義を解説。
特に日本では地下鉄と、 私鉄の
郊外電車との相互乗り入れ体制が整い、
これらを利用した大都市圏での
通勤、通学の効率性を挙げた。
ちなみに鉄道利用の通勤・通学比率は
東京57%、大阪が47%と高いのに対し、
ロンドン5-6%、ニューヨーク2%未満、
ロサンゼルス1%未満に過ぎないという。
欧米では自動車の利用比率が高いが
「鉄道で一人を1km運ぶのに必要なエネルギー消費は
バスの3分の1、自動車の6分の1に過ぎない」と語り、
鉄道網の効率の良さを強調する。
また日本の鉄道網の効率性は
欧米に比べソフト技術の高さにあるとした。
増田氏は東京など大都市圏での人口集中が
むしろ経済成長を促すとの見方を示すとともに
「欧米諸国がエネルギー危機から解放されるために
鉄道網を見直すことは事実上不可能だ」と語り、
日本のエネルギー効率の優位性は揺るがない
と見通した。

【プロフィール】増田悦佐氏(ますだ・えつすけ)
1949年生まれ。
一橋大学経済学部卒、
ジョンズ・ポプキンス大学博士課程単位取得退学後、
ニューヨーク州立大学バッファロー校で教鞭をとる。
帰国後はソロモンブラザーズ証券など
外資系証券会社で20年間にわたり、
建設・住宅・不動産業界担当アナリストとして活躍。
2007年6月から現職。
証券アナリストの視点で経済評論や
日本と欧米文明の比較などを論じている。
著書は
「日本文明・世界最強の秘密」(PHP研究所)
「大阪経済 大復活」(同)
「都心回帰の経済学」(共著=日本経済新聞社)
「日本型ヒーローが世界を救う」(宝島社)
「国家破綻はありえない」(PHP研究所)
など多数。
■講演CDの要点
鉄道網の充実による省エネ効率化で日本経済の強さを力説する講師が、鉄道網や大都市圏の人口集中がむしろプラスに作用すると独特の視点で解説する。
【講演CDのご購入はこちら】
鉄道網のエネルギー効率から見た日本経済の強さ
増田悦佐(プリヴェファンドグループ常務執行役員)
【2008年10月第4週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)