久保文明:もう一つの日米交流史 著者【講演CD】


11月に迫った米大統領選は民主オバマ対共和ロムニーの一騎打ち。米国政治研究の第一人者がその行方を探り、両党の政策を比較分析する。


講演CDタイトル
最終盤の米大統領選〜民主・共和の政策の違いと共通点〜
久保文明氏(東京大学法学部教授)もう一つの日米交流史 著者

 

 

久保文明
久保文明

■講演CDの主な内容

久保氏はアメリカ政治学研究の第一人者で、
これまでの歴代大統領選の分析でも定評があります。

今年11月の大統領選は「接戦になる」と読む。
鍵をにぎるのが「失業率の推移」だ。

8月中旬の失業率は8.3%と依然高いが、
4年前のオバマ大統領就任時の失業率7.8%まで下がれば
「再選の可能性は強まる」とみる。

ただ新人の共和党ロムニー候補の
「伸びシロ」も見逃せず接戦は避けられないという。

前回の08年選挙ではオバマ人気が湧き上がった。

04年の「アメリカは本来一つのアメリカであるべき」とする名演説と、
米国初の黒人大統領の誕生期待、
さらに「将来への夢」を示すことで08年は勝利した。

今回の選挙戦は経済の回復が思わしくなく
「夢を語る選挙」からロムニー攻撃に戦術転換するなど
「様相が違う」という。

オバマ政権の業績としては
第1に リーマンショック対策で
7870億㌦の大規模な景気刺激策を打ち出したこと。

第2は金融機関と自動車産業救済に乗り出したこと。

第3は国民皆保険制度の創設、を挙げた。

共和党は「小さな政府」を標榜し、
大型景気刺激策など民主党政策にほとんど反対の立場。

ただロムニー候補には
「変節の政治家」との批判がつきまとうという。

政治的立場で考えが変わり
「彼のイメージを落としている」とした。

ロムニー氏は副大統領候補に
42歳で財政緊縮派のライアン下院議員を選んだが、
この人選が選挙にどう影響するかも注目されるところである。

久保文明
久保文明

【プロフィール】久保文明氏(くぼ・ふみあき)

1956年生まれ。
79年東京大学法学部卒、
89年法学博士(東大)。
79年東京大学法学部助手、
82年筑波大学講師(社会科学系)、

84年コーネル大学客員研究員、
筑波大学助教授、
慶応大学法学部助教授、
ジョンズポプキンズ大学客員研究員などを経て

93年に慶応大学法学部教授。
98~99年にジョージタウン大学及び
メリーランド大学の客員研究員(いずれも政治学部)。
2003年から東京大学法学部教授。

この間、内閣総理大臣私的懇談会
「首相公選を考える会」委員など歴任。
アメリカ学会副会長、
日米文化教育交流会義委員など多くの要職を兼ねる。

著書は
「もう一つの日米交流史 日米協会資料で読む20世紀」(監修=中央公論新社)
「ティーパーティー運動の研究―アメリカ保守主義の変遷」(編著=NTT出版)
「オバマ政治を採点する」(共編著=日本評論社)
など多数。


■講演CDの要点

11月に迫った米大統領選は民主オバマ対共和ロムニーの一騎打ち。米国政治研究の第一人者がその行方を探り、両党の政策を比較分析する。


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最終盤の米大統領選〜民主・共和の政策の違いと共通点〜
久保文明(東京大学法学部教授)

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