天安門事件で帰国を断念し、
日本で創業した中国出身の経営者 宋 文洲氏。
成人後に来日した外国人では初のケースとなる
東証マザーズと東証1部上場を果たした超人である。
このものの本質を見抜く力はどこからくるのか?
講演の要点
ビジネスの用語も一切わからない、事業を起こす気持ちも全くなかった宋 文洲氏が、
日本でどうやって成功したのか、いままで語れなかった
宋 文洲氏の素顔がうかがえる講演です。
まず、講演の一部をご紹介します。
宋 文洲氏が営業の人に騙され、途方に暮れていたある日、ある
「トップ営業セミナー」に参加することになります。
そこで、以下のような質問を受けることになります。
・トップ営業セミナー講師:おい君!安い商品を
どうすれば高く売ることができる?
・宋 文洲氏:できない。
安いものは、高く売ることができない。
安いものを高く売るということは、人を騙すことではないか?
・トップ営業セミナー講師:(ものものしい顔をしながら)お前は営業に向いてない、あっちいけ!
天安門事件で、母国に帰ることを断念。札幌で就職した会社は3ヶ月で倒産。
途方に暮れていた宋 文洲氏は、
自分が開発した土木用のソフトを売ることになりました。
これが5ヶ月目から売れるようになり、とうとう会社の設立をすることになりました。
そして日本を代表する会社まで成長したソフトブレーン。
その過程のなかで、
幾度の試練に出会い、そこから日本の非効率な習慣の一つだった「営業」に着目したそうです。
講演を聴いていて、我々が感じたのは、宋 文洲氏の「素直さ」、「謙虚さ」です。
安いものを高く売ることは、
テクニックやお客さんの感情を操ることによってある程度、可能なことかもしれません。
しかし、
宋文洲氏の「素直さ」、「謙虚さ」はそれを許しませんでした。
この講演を
すでにお聴きになっている方もいらっしゃると思いますが、いかがでしょうか?
なぜ、そうなったのかを考える前に、
その「結果」をもたらした「原因」を考えると「素直さ」、「謙虚さ」にたどり着くような気がします。
宋 文洲氏の本は、世間でたくさん売れていますが、
その成功の原因づくりに関して、触れている本はあまりないのではないでしょうか?
例えば、
「社員の家族の時間を大事にする」
「残業をなくし、仕事を増やす」
「がんばることをやめる」
「男に子供を産ますことをやめさせる?」
「宋文洲的幸せな近道」
「社員の幸せを助ける」
「残業しなくても一部上場できた」
など・・・、
その辺を感じながら、
意識しながら、聴いてみるといいかもしれません。
日本語もろくにしゃべらなかった宋 文洲氏のこれまでの人生は、
決して順調とは思いませんでした。
しかし、宋 文洲氏の楽天主義、
常に前を向いている姿勢には大いに感動すると思います。
日本人ではなかったから、
日本人にない観点、視点で2005年一部上場まで成し遂げた超人の物語!
その本質に触れてみるだけで、あなたの視点が、考えが、
本質に近づくかもしれません。
【プロフィール】
宋 文州(そう・ぶんしゅう) |
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1963年中国山東省生まれ。
85年に北海道大学大学院に国費留学。天安門事件で帰国を断念し札幌の会社に就職するが、すぐに倒産。
学生時代に開発した
土木解析ソフトの販売を始め、92年28歳でソフトブレーンを創業。経営を通じて日本企業の非製造部門の非効率性を痛感。
98年に営業など
非製造部門の効率改善のためのソフト開発とコンサルティング事業を始める。2000年に東証マザーズに上場。成人後に来日した外国人では初のケース。
05年東証1部に
上場し業界最大手に成長。
経済界大賞・青年経営者賞や企業情報化協会・特別賞など受賞。
著書は
「やっぱり変だよ日本の営業」
(日経BP企画)
「これしかないよ日本の人事」
(ビジネス社)
「ここが変だよ日本の管理職」
(東洋経済新報社)
「ダメな会社ほど社員をコキ使う」
(徳間書店)
など多数。 |
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