岸田秀:生きる幻想死ぬ幻想 著者【講演CD】


日本人の心を深く考え抜く文明批評家であり心理学者が、世界史と近代日本の形成をひも解きながら日本のあり方を洞察する。


講演CDタイトル
世界史と近代日本
岸田秀氏(評論家)生きる幻想死ぬ幻想 著者

 

 

岸田秀
岸田秀

■講演CDの主な内容

岸田氏は
精神分析の研究家で、
「人間は本能が壊れた動物である」との理論を基点に、
人間は本能ではなく「自我」に基づいて生きているとの
自説を展開しています。

個人でも国家・集団でも
「合理的、原理的目的で動いているのではなく
幻想に基づいた不合理な動機で動いている」
というのが氏の唱える「史的唯幻論」。

国家の場合でも、国体(国の形態)やアイデンティティーなど
集団としての自我が、国家や民族を動かしている、と説く。

こうした自説を展開する中で、人類の発生過程から説き起こし、
黒人と白人(ヨーロッパ人)の人種間闘争や民族・宗教問題に
踏み込んでいきます。

岸田氏によると、 黒人のアルビノ(白子)として誕生した白人は
虐待・差別され、肥沃なアフリカの土地から
地痩せたヨーロッパに追いやられた最初の「被差別人種」とみる。

太古より差別され、貧窮の生活を強いられて
悲惨さを味わったヨーロッパ民族は屈辱感、劣等感、被害妄想に襲われる。

それが復讐欲や残忍性となり
「近代においてヨーロッパ民族の世界征服と
他民族に対する植民地化へと向かわせた動機だろう」と推論した。

こうした人類・民族の歴史を振り返りながら
近代日本の生成過程に目を向けていく。

1853年のペリー来航により「無理やり開国を迫られた」日本は、
欧米列強に追い着くため国力を増し、
日清、日露戦争を勝ち抜いた経緯を解説。

さらに敗戦後の日本の状況に触れ
「戦前とは逆に国の誇りを失ってしまった」と慨嘆する。

【プロフィール】岸田秀氏(きしだ・しゅう)

1933年生まれ。
56年早稲田大学文学部卒
72年から04年まで和光大学教授。
現在は評論活動に注力。
精神分析の研究家として知られる。

著書は
「ものぐさ精神分析=上・下」(中央公論社)
「生きる幻想 死ぬ幻想」(春秋社)
「心はなぜ苦しむのか」(朝日文庫)
「靖国問題の精神分析」(新書館)
「唯幻論物語」(文春新書)
「一神教VS多神教」(新書館)
など多数。


■講演CDの要点

日本人の心を深く考え抜く文明批評家であり心理学者が、世界史と近代日本の形成をひも解きながら日本のあり方を洞察する。


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世界史と近代日本
岸田秀(評論家)

【2006年01月第4週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)

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