井手英策:日本財政 転換の指針 著者【講演CD】


4月からの消費税引き上げに続き来年10月からの再引き上げも予想されるが反対論も。日本人の増税アレルギーは特別なのか。税財制の専門家が鋭く分析。


講演CDタイトル
なぜ日本人は増税に反発するのか〜分断の社会から信頼の社会へ〜
井手英策氏(慶應義塾大学経済学部教授)日本財政 転換の指針 著者

 

 

井手英策
井手英策

■講演CDの主な内容

今週は井手英策氏の
「なぜ日本人は増税に反発するのか」についてのお話です。

井手氏は税・財政問題の専門家で、
日本人が増税に反発するのは
「税金を納めてもそれに見合うだけの受益感がないから」
とズバリ核心を衝く。

財政危機は
「財務省が1995年から20年近く言いつづけている」と指摘。

「人間の気持ちを財政の問題に入れて考えてみないと
財政問題はわからない」と語り、
国民の気持から言えば「もらえるものがもらえない。

とられるものはとられる」との気持ちが強いという。

日本の財政赤字は対GDP比230%、
2位イタリアの147%を大きく離す。

しかも日本の財政規模は先進国の中では一番小さい。

働く人口に占める公務員の率も5~6%と
先進国の中では小さいという。

井手英策
井手英策

「日本は無駄な支出で財政赤字になったといわれるが
70年代から90年代前半にかけては支出のペースはほぼ同じ。

90年代後半から支出が抑えられた結果
「逆に財政赤字は急激に増えた」と分析。

これは「税収が増えず税金の割合が急激に落ちたため」とみる。
つまり財政赤字は支出が多いからではなく
税金が取れずに租税率が低いことによるとした。

しかも日本は
「他の先進国に比べて5番目に通税感が大きく
中間所得層では
政府からもらうサービス量が少ないと感じている」という。

また現金給付が増えて現物サービス(医療・介護など)は
増えていない結果でもある。

先進諸国は現金給付を抑えて現物サービスを増やしており、
欧米との比較を通じて日本の課題を指摘した。

井手英策
井手英策

【プロフィール】井手英策氏(いで・えいさく)

1972年生まれ。
2000年東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学 し、
日本銀行金融研究所に勤務。

その後、東北学院大学、横浜国立大学教授を経て現職。

税・財政問題を研究しており、
日本人は先進国の中でも増税に対する反発が強いのは
「税負担の割に受益感が少ないから」と一刀両断。

著書は
「日本の財政 転換の指針」(岩波新書)
「財政赤字の淵源:寛容な社会の条件について考える」
など。


■講演CDの要点

4月からの消費税引き上げに続き来年10月からの再引き上げも予想されるが反対論も。日本人の増税アレルギーは特別なのか。税財制の専門家が鋭く分析。


【講演CDのご購入はこちら】
なぜ日本人は増税に反発するのか〜分断の社会から信頼の社会へ〜
井手英策(慶應義塾大学経済学部教授)

【2014年09月第3週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)


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