浜矩子:EU消滅 ドイツが世界を滅ぼすか? 著者【講演CD】


東方に拡大するEUも最近は主要国間の思惑も目立ち、やや軋み勝ち。欧州問題に詳しい講師が、ユーロ中心の経済圏の現状を直視し将来を展望する。


講演CDタイトル
拡大EUの現状と将来
浜矩子氏(同志社大学大学院教授)EU消滅 ドイツが世界を滅ぼすか? 著者

 

 

浜矩子
浜矩子

■講演CDの主な内容

浜 矩子さんは
かつて三菱総研時代に初代ロンドン事務所長を8年間務めるなど
EU事情には特に詳しい。

講演では1957年の6カ国によるローマ条約調印に始まる
EU統合の歴史から説き起こし拡大する現状の問題点や
今後の課題を明快に解説した。

EUは長い間9~15カ国構成による時代が続いたが、
04年に東欧中心に10カ国が加盟さらに07年に2カ国が加わり、
現在27カ国で構成する。

まさに「EUは拡大の歴史といえる」とみる。

近年は特に東方諸国の加盟が目立ち、東方拡大路線を進む。

なぜEUは拡大を続けるのか。

経済的必然性か、政治的必要性か
-浜さんの答えは

「それは圧倒的に政治的必要性による」と明快である。

その大きな理由の1つは90年の東西両ドイツの統一。

これは統一通貨ユーロの実現とも関係する。

大ドイツ圏の出現を危惧する加盟国が
「統一通貨ユーロを導入し、統一ドイツをEUに封じ込める政治的な大決断」
と分析。

また東方拡大路線も
「ソ連邦の崩壊により東欧に無法地帯が出現し、
一触即発の状態を放置できない」とする政治的背景があるという。

このため
「経済的力学で考えて東欧諸国を入れる必然性はなかった」と言い切る。

ただ
「ポーランド人の配管工に注意」と域内で揶揄されるなど
東欧の貧しい低賃金労働者が仏独英などに流入し
政治社会的に大きな問題を引き起こしている実態も紹介した。

今後グローバル化の中で
「自己完結型の地域囲い込み型を選択した」EUが
統一ユーロを含めグローバル化との矛盾を、
どう克服するかが課題になる、とした。

浜矩子
浜矩子

【プロフィール】浜矩子氏(はま・のりこ)

1952年生まれ。
75年一橋大学卒、
三菱総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)入社。
90年から98年まで同社の初代ロンドン駐在員事務所長を務める。
帰国後は同社経済調査部長、政策経済研究センター主席研究員を経て
2002年から同志社大学大学院ビジネス研究科教授。

専門領域は国際経済学。

著書は
「福祉国家の金融システム改革」(共著=中央経済社)
「あらすじで読む日本経済」(同=PHP研究所)
「超・常識塾」(実業の日本社)
「経済は地球をまわる」(筑摩書房)
「ユーロランドの経済学」(PHP研究所)
など多数。


■講演CDの要点

東方に拡大するEUも最近は主要国間の思惑も目立ち、やや軋み勝ち。欧州問題に詳しい講師が、ユーロ中心の経済圏の現状を直視し将来を展望する。


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拡大EUの現状と将来
浜矩子(同志社大学大学院教授)

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