羽場久美子:ヨーロッパの分断と統合 – 拡大EUのナショナリズムと境界線 著者【講演CD】


中東・アフリカ地域のイスラム難民や移民問題が欧州を中心に国際政治に大きな影を落としている。この問題に世界が取り組むべき課題を学者が指摘する。


講演CDタイトル
イスラム難民・移民への対応
〜いま世界が真剣に向き合うとき〜

羽場久美子氏(青山学院大学国際政治経済学部教授)ヨーロッパの分断と統合 – 拡大EUのナショナリズムと境界線 著者

 

 

羽場久美子
羽場久美子

■講演CDの主な内容

羽場久美子氏は国際政治学者として特に
難民・移民、拡大EU問題などを深く研究しています。

シリアなど中東から欧州への難民流入が止まらない。
テレビ・新聞などはその実態を連日のように報道し、
EU中心に国際的な政治社会問題として深刻な事態に直面している。

「パリに行くとホームレスが多い」
最近フランスを訪れた羽場氏の感想だ。

昨年1年間に中東から欧州に流入した難民は
100万人に達するという。
流入ルートは地中海ルートとバルカンルートに大別される。

彼らの最終目的地は「ドイツや北欧諸国」だ。

しかし欧州各国では難民受け入れに反発する勢力が増している。
このため難民がギリシャやトルコで足止めされるケースが目立ち、
一層深刻さを増している。

羽場久美子
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移民は労働力の移動で仕事を求めて流入出する。
難民は戦争・内戦・迫害などにより流出する。

移民・難民の増加は
「グローバル化の中で国の境界線の開放、賃金格差、
ナショナリズムの高まりなどが背景にある」
と羽場氏は分析する。

こうした難民・移民の流入により欧州各国では
特にナショナリズムが欧州の中心部で強まり
右翼勢力の台頭が目立つという。

移民・難民に対する排斥運動だ。
各国の国政・地方選挙で右翼勢力が議席を伸ばしているのも
その現れだ。

「外国人を嫌う意味のゼノフォビアが増えている結果」であり、
難民に交じって「イスラム国」(IS)テロリストの潜入による
無差別テロを恐れている証拠でもある。

羽場氏は「欧州で起こっていることは10年後には
日本でも起こりうる問題」と警鐘を鳴らした。

羽場久美子
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【プロフィール】羽場久美子氏(はば・くみこ)

津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程修了、国際関係学博士。
法政大学教授を経て2007年から現職。

この間、東京大学大学院、京都大学大学院、
一橋大学大学院、慶応大学等で教鞭をとる。

更にハーバード大学、ロンドン大学、
ソルボンヌ大学、EUI(欧州大学研究所)で客員研究員。

専門は国際政治、拡大EU、移民・難民、民族、地域統合問題など。

現在は米国を中心に世界7千人の会員を擁し、
国際政治経済問題を研究する「世界国際関係学会」の副会長のほか
東アジア共同体評議会副議長、
グローバル国際関係学研究所長などを務めている。

著書は
「ヨーロッパの分断と統合~ナショナリズムと境界線、包摂か排除か」(中央公論新社)
「EUを知るための63章」(明石書店)
「グローバル時代のアジア地域統合」(岩波ブックレット)
「ロシア・拡大EU」(ミネルヴァ書房)
など多数。


■講演CDの要点

中東・アフリカ地域のイスラム難民や移民問題が欧州を中心に国際政治に大きな影を落としている。この問題に世界が取り組むべき課題を学者が指摘する。


【講演CDのご購入はこちら】
イスラム難民・移民への対応
〜いま世界が真剣に向き合うとき〜

羽場久美子(青山学院大学国際政治経済学部教授)

【2016年05月第2週発売】(収録時間80分)¥3,300円(送料無料・税別)


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