◆高橋
伸夫氏の講演CDをオーディオブックダウンロード版でご提供いたします。
講演の要点
バブル崩壊後、年俸制と成果主義という
言葉が流行りはじめた。
私は年俸制と成果主義には反対している。
なぜなら、
制度自体あまりすきではないが、
年俸制と成果主義を唱えている学者やコンサルタントが
主に使う批判対象が、年功序列だからだ。
私は今まで110社以上の大企業と関わってきているが、
年功序列の会社は1社もなかった。
年俸制と成果主義を唱えている学者やコンサルタントが
主張する年功序列の問題は、そもそも事実認識が間違っている。
ある程度の長い歴史をもち、
生き延びてきた日本企業の人事システムの本質は、
“給料で報いるシステムではなく、
次の仕事の内容で報いるシステム”なのだ。
これは、
仕事の内容がそのまま動機付けになるという
内発的動機理論からみてももっとも自然なモデルである。
仕事の報酬は、
“給料ではなく、次の仕事である”というのが、
一般的な日本の会社の考え方だったのである。
年功序列を日本の人事システムとして考えるのは
間違いなのだ。
成果主義を導入したある大手企業は、
実は導入6ヶ月でやめてしまった。
成果主義で成功している会社を
私はいままでみたことがない。
●講演テーマ:成果主義を廃し、日本型年功制の復活を
●講演者:高橋 伸夫氏(東京大学大学院教授)【2005年01月第3週発売】
【プロフィール】
高橋 伸夫(たかはし・のぶお)
1957年生まれ。
80年小樽商科大学商学部卒、84年筑波大学大学院社会工学研究科を退学。
東京大学教養学部助手、東北大学経済学部助教授、
東京大学助教授などを経て98年から現職の東京大学大学院経済学研究科教授。
著書は
「虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ―」(日経BP社)
「組織と意思決定」(共著=朝倉書店)
「超企業・組織論」(編著 =有斐閣)
「日本企業の意思決定原理」(東京大学出版会)
など多数。
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